Sapporo Medical University Scholarly Communication Center

Home > 情報ネットワーク

情報ネットワーク

SAINS概要

概 要

 ”SAINS(セインズ)”は「札幌医科大学学術ネットワーク(Sapporo medical university Academic Information Network System)」の略称です。SAINSは高速で安定したネットワークコンピューティングの構築を通し、当センターが提供する図書館システム、教育支援システム、研究支援システム、地域医療支援システムなどの各種支援システムや電子メールやWWWなどの各種サービスを有機的に結合することにより効率的、かつ効果的な支援活動を推進するとともに、国際的な学術研究の情報流通拠点の整備、地域医療福祉と住民医療サービスの向上を図ることを目的としています。

整備経過

 平成21年9月実施のネットワークシステム更新内容については、こちらをご覧ください。
[ ネットワークシステム整備計画を見る ]

図: SAINSイメージ

学内ネットワーク・システム概要について

学内ネットワーク・システム概要について

本ページでは、現在、当センターが運営しています本学学術情報ネットワークシステム「SAINS(セインズ、Sapporo medical univercity Academic Information Network Systemの略)」の概要についてご紹介いたします。

1 概要
SAINSの更新計画は、平成20年2月20日開催の平成19年度第4回附属総合情報センター運営員会以降、約1年半をかけ、検討が行われました。現行のSAINS機器は、契約開始時期が異なる5つの契約に分け、整備が行われていましたが、機器等に類似性があること、機器等の整合性や障害発生時の迅速な対応に加え、予算の効率的な執行が求められていることから、更新計画実施にあたっては大別して次の2期に分け、整備を進めることとしました。

第1期(平成21年9月10日実施)
SAINSのインフラを支える全てのネットワーク・システム機器の整備を実施。
第2期(平成22年4月に実施)
SAINSと外部インターネット(SINET札幌ノード)との回線接続速度の向上を実施。

2 第1期整備計画概要

2-1 ネットワーク・システム整備の基本骨子
今般のネットワーク・システム機器の整備の基本的な考え及び重点項目は、次のとおりです。

(1)整備の基本骨子
① ネットワーク・アドレス体系など現状システムの資産の継承
② サービス提供方法の見直しによるエンドユーザーの利便性の向上
③ 主要サービス及び機器等に対する予備機配置(冗長化)、複層化(クラスタリング)によるシステムの信頼性の向上

(2)ネットワーク・サービス整備の重点項目
① メール中継サーバーの予備機配置によるサービス停止時間(ダウンタイム)の防止
② メールスプールサーバーの複層化による障害発生時のメール損失の防止
③ Webメールシステムの新規提供による外部アクセスの向上(接続環境に依存しない送受信の機会提供)
④ ファイル転送システムの新規提供による大容量データ送信とメールサーバーの負荷軽減
⑤ ユーザー管理システムの新規導入によるエンドユーザー自身による各種サービス管理(掲示板、ブログ、ホームページ、メーリングリストなど)
⑥ 事務文書用ファイルサーバの新規導入による情報漏えいの防止

(3)ネットワーク機器をはじめとするインフラ整備の重点項目
① 現状ネットワーク・アドレス体系の継承(個々のパソコン等の設定変更が不要)
② 基幹ネットワーク機器(コアスイッチ、外部DNS)の予備機の配置による安定性、堅牢性の確保
③ 無線LANを活用した柔軟なネットワークの構築
④ 個人認証導入によるセキュリティの向上
⑤ 学内LAN(支線も含む)およびSINET(国立情報学研究所学術情報ネットワーク)間接続速度の高速化(現状の50Mbpsから1Gbps、現北海道大学HINET接続から札幌データセンター接続へ)

2-2 ネットワーク機器関連
有線系のネットワークの整備エリアは、現状を基本としています。また、スイッチ機器は、現行同等以上の機能を継承しつつ、予算の効率化も含め、整理を図りました。詳細は別紙1のとおりでありますが、現行ネットワークシステムの利用用途や経路制御などにおける優れた構成を継承しつつも、現在の利用状況や予算面を考慮し、コアスイッチについては、現状の4台から2台とし、かつサーバーファームウェアの設置による冗長化構成し、安定性を確保しています。
また、今般の整備では、無線系ネットワークを積極的に展開します。対象エリアについては別紙2のとおりで、教育、研究にかかわる学内全域を対象としています。アクセス速度に関わる仕様書は次世代無線LAN標準と言われ、1GBによる高速接続が可能なIEEE801.11n対応とするとともに、セキュリティ面では、堅牢性に優れている801.1Xに加え、操作性に優れ、ID、パスワードによる接続が可能なWeb認証、いずれでも選択できるよう予定で構築を進めています。

2-3 セキュリティ関連

学内ネットワーク全体に関わりますセキュリティ対策については、現行SAINSでは、ファイアウォール、外部監視システム、不正侵入予防システム(IPS)により外部からの攻撃や不正アクセスに重点を置いた対策を講じています。一方、内部からのネットワーク利用を個々のPCレベルやアクセス先サイト、使用しているプロコトルレベルで監視、制御できるシステムを導入し、内部、外部双方からの攻撃や不正アクセスに対応できるようセキュリティ強化を図っています。

2-4 各種エンドユーザー向けサービスシステム
エンドユーザー向けサービスは、現状サービスの維持を前提としていますが、提供にあたっては、ユーザビリティの向上を重要ポイントとしています。主なエンドユーザー向けサービスシステムの内容は、次のとおりです。

(1)電子メールシステム
電子メールサービスは、Webととともに、最も活用されているSAINSサービスです。そのためサーバ機器については、障害におけるサービス停止時間(ダウンタイム)の回避を整備の重要ポイントとしており、サーバ群については、メールを中継するサーバ、利用者毎のメールボックスを管理するスプールサーバともに複数台のサーバ機器配置により安定、かつ迅速なサービスを実現することとしています(別紙3参照)。また、利用者数については次回更新の賃貸借期間であります5年分の利用者増はもとより、この間の利用者については、生涯メールアドレスとして利用いただけるよう整備しています。
また、今般の電子メールシステムでは、「Webメールシステム」と「ファイル転送サービス」を新たに提供します。「Webメールシステム」は、派遣先や出張先からのメールの送受信を行う際の利便性をはかるものであります。また、「ファイル転送サービス」は、容量の大きなファイルを電子メールに直接添付し、送信することによって送付元、受信先双方のメールサーバーの負荷やトラブルを回避するとともに、セキュリティ的にも安全なファイル受け渡し機能を提供することを目的としています。当センターでは、これら2つのサービスは、ユーザビリティが向上し、メリットが大きいサービスと考えています。

(2)メーリングリスト・システム
現行メーリングシステムは、「fml」と呼ばれるシステムを使用しており、メーリングリスト管理者にとっては、メンバーの新規追加や削除などをWebブラウザから管理できるシステムを整備しています。

(3)グループウェア
教職員向けシステムでありますグループウェアは、日本トータルシステム社の「Group Session」をベースにカスタマイズを加え、直観的に操作しやすい画面構成にするとともに、電子メール・パスワードとの連携など本学向け機能をあらたに搭載し、利便性の向上を図っています。

3 その他
本ご案内についてご不明な点、疑問などございましたら、当センター総務・システム係(内線22390、22490)までお問い合わせください。

学会支援サービス

「学会支援サービス」は医学の研究、医療の向上を支援するために、大学内に事務局を置く学会・研究会等に対して、札幌医科大学(附属総合情報センター)の情報発信環境(WWWサーバーおよびメーリングリスト)を提供するものです。ご利用を希望される方は下記要領に従い、総務・システム係(内線22490、22390、E-mail: icccj@sapmed.ac.jp )までお申し込みください。

利用対象者

- 本学教職員
- 総合情報センター長が特に認めた方

WWWサーバー環境の提供

(1)概要
本サービスは大学内に事務局を置く学会・研究会等に対し、WWW Serverの提供によりホームページによる情報発信を支援するものです。

(2)利用環境
アカウント : 学会用のアカウントは発行いたしません。管理責任者または担当者のアカウントをお使いください。
WWW server : web.sapmed.ac.jp
FTP server : ftp.sapmed.ac.jp
URL (address) : https://web.sapmed.ac.jp/申請した名称/
ディスク容量 : 応相談
CGIの利用 : 応相談

(3)申請方法
ご利用を希望される方は利用規程をご確認の上、申請書のご提出を願います。
[ Word版: WWWサーバー利用申請(WORD) ]
[ PDF版: WWWサーバー利用申請(PDF) ]
(4)利用について
- 当センターでは、定期的にアップロードされたデータのバックアップをとりますが、データの損傷・消失につ
いては、ユーザの操作ミス、センター側のトラブル、システム侵入者によるものなど、原因の如何を問わず、
責任は負いません。必ず、ご自身でデータのバックアップをお願いします。
- 公開先の学会のトップページ下部に「supported by Sapporo Medical University」として相互リンクを
挿入して頂ければ幸いです。

メーリングリスト環境の提供

(1)概要
本サービスは電子メールにより学会、研究会などの特定のメンバー間だけの情報交換を支援するものです。メーリングリストはSAINSアカウントを持つ教職員の方が代表になれば、学外の方を含んだグループ(学会、研究会など)も利用できます。

(2)利用環境
登録者数: 無制限。
過去のログ: その量に関係なく全て保存する。
サブジェクト:[hogehoge:00123]という風に名称並びに連番が付きます。
後からサブジェクト名の変更もいつでも自由に出来ます。
添付ファイル: 利用可。ただし、トラフィック増加のため非推奨。
メールの蓄積(アーカイブ): 自動蓄積。テキストファイルにより保存。
アーカイブの容量: 無制限。
過去ログの取り出し: 可。取得属性を設定できます。
過去サブジェクトのみの取り出し:可。取得属性を設定できます。
複数管理者設定 : 可。
紹介文の設置:メーリングリストの案内、紹介文を置くことができます。(電子メールで取り寄せ可能)
申込数: 同じ所属で幾つでもリストを作成できます。

(3)申請方法
ご利用を希望される方は利用要綱をご確認の上、申請書のご提出を願います。 [ 利用申請書(word版PDF版)]

(4)利用規程等
- ご利用にあたっては利用要項をご参照ください。 [ ML(Mailing List)サービス利用要項を見る
- メールの配信時間・速度はそれぞれの登録者への配信経路や回線の込み具合などにより様々ですの
で、緊急連絡事項を目的としたものには注意が必要です。

(5)管理・運営方法
ユーザー管理の詳細はこちらをご参照ください(学内限定)。 [ユーザー管理マニュアルを見る(PDF版256KB) ]

ゲスト用学内無線LANアカウントの提供

(1)概要
本サービスは大学内にて実施する学会・研究会等に対し、学内無線LANサービスを利用出来るゲストアカウントを発行し、学会・研究会等のネットワーク利用を支援するものです。

(2)利用環境
ゲストアカウント数:250(1人当たり1アカウント)
付与権限:学内無線ネットワーク「sapmed-wlan」(WEB認証)の利用のみ。
無線利用可能棟:大学棟、基礎医学研究棟、教育研究棟、保健医療学部棟、体育館、臨床棟、交流会館、記念ホール、国際交流センター
発行申請者:学内者に限定。

(3)申請方法
ご利用を希望される方は利用開始日の1週間前までに申請書のご提出いただくか、電子申請システムにて申請をお願いします。
[ Word版: ゲストアカウント申請書(WORD) ]
[ PDF版: ゲストアカウント申請書(PDF) ]

電子申請システムによる申請はこちら
[ゲストアカウント利用申請(電子申請)]

また、ゲストアカウントの発行の際、発行するゲストアカウント数と同数の「誓約書兼ゲストアカウント申込書」及び「ゲストアカウント許可書」を「使用責任者」にお渡しします。「使用責任者」は実際にゲストアカウントを利用する方より署名または捺印をいただき、「誓約書兼ゲストアカウント申込書」を徴取し、その際に「ゲストアカウント許可書」を利用者にお渡し下さい。徴取した「誓約書兼ゲストアカウント申込書」は必ず利用開始後1週間以内に本センターへ提出して下さい。

[ 誓約書兼ゲストアカウント申込書例 ]
[ ゲストアカウント許可書例 ]

(4)利用について
- 学内無線ネットワーク「sapmed-wlan」(WEB認証)の接続方法についてはこちらを御覧ください。
WEB認証設定マニュアル【Windows10,Apple OSX】
WEB認証 Windows/MacOS 設定マニュアル
- セキュリティ上のインシデント発生時には、迅速に本センターへご連絡下さい。

3 / 3123

ホーム > 情報ネットワーク

TOP

TOP