
電子化支援ジャーナル
学術機関リポジトリ ikor 参加機関
札幌医科大学では、国立情報学研究所(NII)の「次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業学術機関リポジトリ構築連携支援事業平成20-21年度委託事業」の採択を受け、「学術機関リポジトリ」と呼ばれるシステムを導入し、運営しています。学術機関リポジトリとは、本学サーバー上に学術文献等の電子ファイルを収集・蓄積・保存し、インターネット上で全文を無償公開するシステムであり、世界で1,000近くの「学術機関リポジトリ」があり、国内でも100を越える大学を中心とした研究機関で運営されています。
本学では、同システムのコンテンツ充実を図るため、北海道の研究・医療機関発行誌の登録を募集しており、多くの機関から賛同を受けています。なお、参加機関は、下記のとおりです。
発 行 誌 名 | 収 録 巻 号 年 | 発 行 機 関 名 |
---|---|---|
自衛隊札幌病院研究年報 | 45-46巻 2004-2005年 | 自衛隊札幌病院 |
札幌市衛生研究所年報 | 27-31号 2000-2004年 | 札幌市衛生研究所 |
北海道立衛生研究所報 | 52-59巻 2002-2009年 | 北海道立衛生研究所 |
北海道整形外科外傷研究会会誌 | 19-28巻 2003-2012年 | 北海道整形外科外傷研究会 |
札幌社会保険総合病院医誌 | 8-16,18-19巻 1999-2010年 | 札幌社会保険総合病院 |
北海道脳神経疾患研究所医誌 | 1-20巻 1988-2010年 | 公益財団法人 北海道脳神経疾患研究所 |
北海道立小児総合保健センター年報 | 27-30号 2003-2006年 | 北海道立小児総合保健センター |
北海道立子ども総合医療・療育センター年報 | 2007-2008、2014年 | 北海道立子ども総合医療・療育センター |
市立室蘭総合病院医誌 | 28-42巻 2003-2017年 | 市立室蘭総合病院 |
函館医学誌 | 26-41巻 2002-2017年 | 市立函館病院 |
函館五稜郭病院医誌 | 16-18巻 2008-2010年 | 函館五稜郭病院 |
名寄市立病院医誌 | 1-23巻 1993-2015年 | 名寄市立総合病院 |
函館協会病院広報誌スイング | 1-4号 2010年 | 函館協会病院 |
年報 康和会札幌しらかば台病院 | 5巻 2009年 | 康和会札幌しらかば台病院 |
市立千歳市民病院医誌 | 5-6巻 2009-2010年 | 市立千歳市民病院 |
くにもと病院年報 | 2009年 | 医療法人健康会 くにもと病院 |
札幌南一条病院年報 | 2004-2009年 | 札幌南一条病院 |
札幌南一条病院・腎臓通信 | 2009年 | 札幌南一条病院 |
北海道社会保険病院紀要 | 1-7巻 2002-2008年 | 北海道社会保険病院 |
KKR札幌医療センター医学雑誌 | 7巻 2010年 | KKR札幌医療センター |
市立札幌病院医誌 | 70-74巻 2011-2015年 | 市立札幌病院 |
北海道生命倫理研究 | 2-4巻 2014-2016年 | 北海道生命倫理研究会 |
北海道医療機関発行誌の電子化募集について
北海道医療機関発行誌の電子化募集について
札幌医科大学では、国立情報学研究所(NII)の「次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業 学術機関リポジトリ構築連携支援事業平成20-21年度委託事業」の採択を受け、「学術機関 リポジトリ」と呼ばれるシステムを導入し、運営しています。これは、貴機関で発行している学術雑誌の全文データをこのシステムに登録し、インターネット上で無償公開するものです。ご希望がございましたら、下記の要領に沿ってお申し込み下さるようお願いいたします。
■学術機関リポジトリとは
本学サーバー上に学術文献等を収集・蓄積・保存し、インターネット上で全文をPDFファイルで無償公開するシステムです。機関において創生された学術文献等を、世界標準の検索プロトコルに対応するデータフォーマット(OAI-PMH )によりデジタル化したシステムです。Google等の検索エンジンによる検索が可能となり、誰もが自由に登録された原論文等を入手することができます。学術機関リポジトリは、世界の国々で1,000余りの「学術機関リポジトリ」があり、国内でも100か所余りの大学を中心とした研究機関で運営されています。
1.申込要領
(1)申込される方は、ここをクリックしてください。申込オーダーフォームが表示されます。
(2)電子化を希望されるPDFデータを下記まで郵送してください。
(3)同封した「
学術機関リポジトリ登録申請書」を記載例に沿って、下記まで郵送してください。
郵送先
〒060-8556
札幌市中央区南1条西17丁目
北海道公立大学法人札幌医科大学
附属総合情報センター
総務・システム係
(TEL)011-611-2111(内24140、22390)
E-mail: icccj[アットマーク]sapmed.ac.jp
※[アットマーク]は、@ と読み替えてください。
2.その他
「次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業学術機関リポジトリ構築連携支援事業平成20-21年度委託事業」について
札幌医科大学では、上記委託事業について、下表のとおり2つの事業内容が採択されています。
「領域1」:学術機関リポジトリの構築とコンテンツの拡充
「領域2」:双方向型医学系サブジェクトリポジトリ技術基盤の形成
皆様方への募集は、「領域1」で採択されたものです。
■事業内容
事業 |
業務名 |
本学の申請内容 |
期待できる効果 |
領域 1 |
学術機関リポジトリの構築とコンテンツの拡充 | 北海道の医療機関発行誌を中心にコンテンツ収集を行う。 | ①紙媒体による一定の範囲内で流通していた学術情報の拡散化 ②研究業績の認知度上昇 ③論文被引用回数の増加 |
領域 2 |
双方向型医学系サブジェクトリポジトリ技術基盤の形成 | 国内で作られた医学・保健医療学分野の学術成果論文を効果的に検索するため の医学系サブジェクトリポジトリの構築を行う。(国内初) |
①検索の効率性の向上 ②検索精度の向上 |
■平成21年度採択結果
学術機関リポジトリ構築連携支援事業(平成21年度)・設置区分別採択数
区 分 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 | 合 計 | H20年度 | |||||
大学数 | 提案数 | 大学数 | 提案数 | 大学数 | 提案数 | 大学数 | 提案数 | 提案数 | 増減 | |
領域1 | 56 | 56 | 6 | 6 | 12 | 12 | 74 | 74 | 68 | 6 |
領域2 | 11 | 21 | 1 | 1 | 2 | 2 | 14 | 24 | 21 | 3 |
合 計 | 57 | 77 | 6 | 7 | 12 | 14 | 75 | 98 | 87 | 11 |
※ 大学数の合計は、重複を除く。
※ 国立大学の「大学数」の合計で、非重複大学は、S大学(領域2のみ採択)。
※ 領域1と領域2を採択された公立大学は、札幌医科大学のみ。
※ 領域1と領域2を採択された国立大学は、10大学。
※ 領域1と領域2を採択された私立大学は、2大学。
■平成20年度採択結果
学術機関リポジトリ構築連携支援事業(平成20年度)・設置区分別採択数
区 分 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 | 合 計 | H19年度 | |||||
大学数 | 提案数 | 大学数 | 提案数 | 大学数 | 提案数 | 大学数 | 提案数 | 提案数 | 増減 | |
領域1 | 55 | 55 | 2 | 2 | 11 | 11 | 68 | 68 | 57 | 11 |
領域2 | 11 | 18 | 1 | 1 | 2 | 2 | 14 | 21 | 13 | 8 |
合 計 | 56 | 73 | 2 | 3 | 11 | 11 | 69 | 87 | 70 | 17 |
※ 大学数の合計は、重複を除く。
※ 国立大学の「大学数」の合計で、非重複大学は、H大学(領域2のみ採択)。
※ 公立大学は、「札幌医科大学」と「O大学」。
CSI委託事業領域2概要
双方向型医学系サブジェクトリポジトリ技術基盤の形成
国立情報学研究所次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業 平成20年度委託事業(領域2)として実施した,機関リポジトリ(IR)と業績データベース(ADB)との間でのデータの連携利用を可能とするプログラムを開発するプロジェクトについてのサイトです
本提案事業は、大別して国内他医科系機関リポジトリのハーベスティングを通した検索環境の整備とSFX/Verdeを活用した非Handle ID型誘導技術の開発による外部データベースとのシームレスな連動の2つを技術基盤の形成を目的としているが、平成20年度事業においては、特に医学系サブジェクトリポジトリの検索環境の整備を主体として次の項目の実現に向けた取り組みを行う。
詳細は、こちらから。
北海道内医療機関等発行誌の電子化支援
北海道内医療機関等発行誌の電子化支援
北海道内医療機関等発行誌の電子化サービスとは病院誌、年報等の発行を行っている道内医療機関等で、発行誌全文の電子化を希望する機関等に対し、電子化を行う上での技術的助言を行い、かつ作成された電子化資料の預託を受け、代行してインターネット上で公開するためのサービスです。
病院誌等、一般の商業ルートでは販売されず、入手しづらい資料を総称し、図書館専門用語では「灰色文献(Grey literature)」と呼びますが、それらの資料を電子化し、検索機能を付与して公開することは学術情報の流通を推進する上で非常に意義のあるものと考えます。
公開までの手順
- 電子化による公開を希望する医療機関等(以下、「医療機関等」と略す)は対象誌に収載されて
いる記事等について執筆者本人より著作権許諾を受諾する。
- 医療機関等は当該誌の印刷段階で、PDF(*)により電子化データを作成する。
- 医療機関等における上記②の作業執り進めに対し、札幌医科大学は附属図書館を通じ、技術的
助言を行う。
- 医療機関等は作成したPDFデータを札幌医科大学附属図書館へ送付する。
- 札幌医科大学附属図書館は送付されたPDFデータよりタイトル、著者名、抄録等の検索データを
作成するとともに、システム内への登録によりインターネットを通じ公開を行う。
- 札幌医科大学附属図書館は医療機関等の独自システムによる電子化資料の公開に対し、上記
作成すの作業によって蓄積されたデータを返納するとともに、独自システムによる公開に対し、助
言と支援を行う。
(*)PDFとはAdobe社が開発した電子出版形式で「Portable Document Format」の略。
利用条件等
- 道内医療関係機関等に限ります。
- 公開対象資料は医療機関等において著作権の許諾を受けた逐次刊行物資料全文に限ります。
記念誌等の単行資料、逐次刊行物であっても一部の記事のみの公開希望は対象となりません。
- 電子化データであるPDF作成のための諸経費は医療機関等のご負担となります。
お問い合わせ先
本サービスに関し、ご不明な点等がございましたら総合情報センター図書グループ(担当:図書管理、内線24160、E-mail: satuisi@sapmed.ac.jp)までお問い合わせください。
イメージ図(例題「札幌医学雑誌」)
(上部は文字ベース、タイトル形式による論文情報、下部はPDFによる全文)